アニソンオーディオフェスの振り返り記事、今回は5回目です。
前回のブログはこちら。
「自作オーディオで、アニソンを思う存分に鳴らして、共感してもらえる場を作りたい」という想いから2018年にスタートしたアニソンオーディオフェス(旧称アニソン試聴会)。
今回もたくさんの素敵な作品が集まったことを嬉しく思っています。
(記事中の画像は、製作者の方の説明資料からの転載も含みます)
狐遣いさんの作品

前回はスピーカーを発表された狐遣いさんは、今回はアンプを発表されました。技術の広さに驚かされます。
アンプの製作といっても幅広いですが、こちらは「TA2020-20」というD級増幅式ICを使ったもの。
構内放送で感じる「空間に満ちる音」を目指し、業務用機器のようなシンプルな構成に徹したとのこと。

こちらは試作機(上写真)。ユニバーサル基板を使い、ベーシックな部品で構成しながらも、クリアで透明感のある音が出たとのこと。

これをフリマサイトで手に入れたTA2020用基板(上写真)で組みなおして、部品の選定を行っています。
☑ アナログ電源で5Vを供給することで、同じ素子を使った市販キットよりクリアさと低音の伸びが優れる結果に。
☑ 安価な積セラから、「PMLCAP」や「ECHU」に交換することで、解像度と空間の広がりが向上。
☑ オーディオ入力と帰還抵抗に、高級抵抗「VAR」(1本3千円!)を奢ることで、音の広がり・バランス・密度感が向上。
☑ レギュレーター7850Aから、LED式電源(Prost 式LED電源)へ変更。クリアさと質感が向上。
☑ 電源部のコンデンサ容量は控えめにすることで、音のボケ防止、奥行き感が改善。
こうしてできたアンプ(下写真)は、放送用機器と同じく、中身に余裕のある構成です。


音はスムーズな出方で、女性ボーカルが籠らずに心地よく聴ける魅力があると感じました。
低音の制動力も抜群で、D級素子の良さをうまく引き出せていました。
かさじぃ~。さんの作品

かさじぃ~。さんは、前回大型のオープンバッフル型を持参下さいましたが、
今回は、より小型なスピーカーにチャレンジしています。
使用するスピーカーユニットは、
高音域が「音工房Z Z-Siena(Tang Band W4-1878)」。低音域は、オープンバッフル用ウーハー「SPM-205/8」という組み合わせ。
このウーハーは、 MONACOR社のキット「KATANA-M1」で使われているものです。

ネットワークは、良質なコイルとコンデンサで構成されています。
コンデンサはClarityCAP社製、コイルはゼネラルトランスの特注品が使われています。

本体は、フィンランドバーチ(写真下)とMDFを組み合わせ、車用の白色塗料を塗ることで仕上げています。

柔らかな曲線で構成される本体は、モダンな雰囲気を感じさせます。
フロア型ですが、コンパクトに収められており、使い勝手の良いのも魅力です。

オープンバッフル用ウーハーによる低音は、量感十分。低音楽器がしっかりとした存在感をもって聴こえる、安心感のある音でした。
クロスオーバーは適切に調整されており、スムーズな繋がりを聴かせます。無指向性に近いスピーカーの帯域バランスを整えるのは難しいのですが、試聴と調整を繰り返した成果が出ていると感じました。
残るは、2作品。
次回をお楽しみに!!
続きはこちら。
audifill.hatenablog.com