2025-01-01から1年間の記事一覧
ここまでの連載で作ってきたサブウーハー。 知人の誘いで、オーディオライターの炭山アキラ先生宅で鳴らす機会を頂くことができました。 当日は、炭山先生の他、数名の若手オーディオマニアが集まりました。 皆、バックロードホーンの使い手であり、20cm口径…
前回に引き続き、いま試作しているサブウーハーの設計について説明します。 前作SW-1では、「構造剛性振動板」という振動板を搭載していました。 音の出る部分であるスピーカーユニットの中でも核になる、丸いコーン型のものが振動板です。 左が前作「SW-1」…
今日はアルミ筐体スピーカー「AluSteal」の試聴会に行ってきたので、そのレポートを書こうと思います。 このスピーカーを開発したのは、工場板金の老舗である佐藤製作所。 数メートルに及ぶ大型のものも含め、多種多様なアルミ製品を製造しています。 そうし…
今回製作しているのは、バスレフ型のサブウーハーです。バスレフ型のスピーカーには、低音を共鳴で増幅させる「ポート」用いられますが、今日はその形状について説明します。 サブウーハーは密閉型かバスレフ型か。 音楽再生には密閉型のサブウーハーが向い…
前回は、バスレフ箱の調整を行い、聴感と測定の双方で満足のいく結果が得られました。 サブウーハーで重要なのは、メインスピーカーに溶け込むように鳴るかどうかです。 特にクロスオーバー周波数(今回は60Hz)から上の帯域は、メインスピーカーの低音と少…
前回の続きで、17cm口径ウーハーに、やや大きめの23Lのバスレフ箱を組み合わせた、試作サブウーハー②。今回はその周波数特性について見てみます。 用意したダクトは、213mm、150mm、100mmの3段階。ダクト内径は全て30mmです。 75mmも用意したのですが短すぎ…
前回は15Lの少し小さめのバスレフ箱を使ったサブウーハーを試聴しました。今回は、23Lと大き目のバスレフ箱で評価を行います。(25.06.21追記) 外観 正面から見ると、あまり変わらないですが… サブウーハーの奥行が伸びており、容量が増えています。 15L→23…
前回の続きで、15Lの小さめの箱を使ったサブウーハーの試作です。 いくつか測定をしたので、データを載せておきます。 周波数特性(距離10cm) よく言われる「低域再生下限」は、-10dBで25Hz。 サブウーハーとしてはまあまあな値です。 穏やかなロールオフ特…
まず1つめのサブウーハーは、15Lの小さめの箱をもつバスレフ型の試作機です。 (製作の様子は、前回の日記を参照) ユニットは、SW-1と同じ17cm口径のオリジナルドライバー。 ダクト共振周波数は、27Hzに設定しています。測定データはまた次回の日記に載せよ…
前回の日記の続きで、いよいよ製作スタートです。 中身はシンプルなバスレフ型なので、そこまで難しいことはありません。 と思ったのですが、中の補強構造が思いのほか苦戦しました。 補強構造の図面は、以前の記事にも少し乗っていますが、実物はこんな感じ…
前回は、バスレフ型のサブウーハーの図面を紹介しましたが、今回はASWとDRW方式のサブウーハーです。 ASW型 ケルトン型とも呼ばれる方式で、今回は16cmフルレンジのFE166NV2で使えるように設計しました。(※製作は、手持ちのFE168NSで行います) 内容量12Lの…
前回の日記では、サブウーハーとして様々な形式を検討しました。 まずは、オーソドックスなバスレフ型から作っていこうと思います。 設計図面 製作するバスレフ箱は、大と小の二種類。 容量を大きくした方が低音の伸びは良くなりますが、それに従って群遅延…
サブウーハーの自作と称して、ここまで様々な方式で検討してきました。 (前回の日記はこちら) では、何が良いのか?ということで、それぞれの特性を比較してみようと思います。先日までは、FE166EnのTSパラメーターで計算していましたが、今回からは最新モ…
前回の続きで、バンドパス型のサブウーハーの特性をシミュレーションしてみます。 並列6次バンドパス型(Parallel tuned 6th order band pass)これは、バスレフ型を前後に取り付けた方式です。前回紹介したASW方式(4th order band pass)の密閉箱側をバス…
2025年の5月16日~18日に開催される、 「第13回 飯能ものづくりフェア」に参加します! 埼玉県の飯能市で、年に1度行われるこのイベントでは、 飯能市にゆかりのある、ものづくり系の出品者が集います。 当日は、【西川ひのき】を使ったBluetoothスピーカー…
前回の日記に続きまして、サブウーハー製作の2回目です。今回は、よりハイスピードな低音を求めたサブウーハー構想をやってみたいと思います。ユニットの選定「SW-1」のときはウーハーユニットを使ってサブウーハーを作りましたが、さらなる軽い低音を求めて…
サブウーハーの製作が始まったので、こちらにメモを残しておこうと思います。はじまりは、「TAD 2201にあうサブウーハーを作ってほしい」という依頼でした。TAD 2201(正式名称「TSM-2201-LR」)は、TADが2010年に発売した小型スピーカーです。20cm口径ウー…
昨日、JVCケンウッドが主催する「木の響きがとけこみ、豊かな日常を紡ぐ」スピーカー試聴会に行ってきました。 詳細はこちらのプレスリリースを見て頂きたいのですが、 振動板に木を採用したWOODシリーズ(ウッドコーン振動板)のスピーカーユニットを天然木…
少し時間がたってしまいましたが、2月1日に東京国際フォーラムの中庭で行われた「GladMarche」に出展しました。 オーディオマニアにとっての聖地になりつつある、 東京国際フォーラムでの展示ができました。 定番のヒノキスピーカーに加え、 Bluetoothスピー…
皆さん、こんばんは。 今週末の2月1日(土)は、東京国際フォーラムで開催される手作り市 「GladMarche」に参加します。 時間 10:00~16:00 会場 東京国際フォーラム 地上広場Bエリア ひのきスピーカーのほか、 レコードプレーヤーも持参しますので、 もしお…
この前の手作り市出店で、「レコードは鳴らさないの?」と皆さまからお言葉をもらいました。どこかで事前打ち合わせでもしてるんじゃないの?と思いたくなるぐらいの異口同音(笑)レコード、ブームですものねぇ。あとは、レコード買ってみたけどあまり良い…
先日、1/5は「飯能あけぼの市」でスピーカーを出展してきました。オーディオショップには行かない層と、いろいろお話をすことができ、とても有意義な時間でした。今後もこういった機会は増やしていこうと思います。最新の出展予定については、こちらのリンク…
皆さま、新年あけましておめでとうございます!昨年はいろいろお世話になりました。イベントでお会いした方も多かったかもしれません。今年も楽しいことをいろいろ企画していこう考えています♪★表題写真★自然乾燥のひのき柱材です。よくある人工乾燥より、艶…