オーディフィル公式ブログ

スピーカー工房「オーディフィル」の近況をお伝えするブログです。 

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年の振り返り

今年も、残るところ数時間になりました。 2015年のカノン5Dの活動を、振り返ってみようと思います。 年始に立てた目標は、 「情報発信力を高める」でした。 まずは、Youtubeへの動画投稿。 人生初の動画編集を、ソフト「VideoPad」を使って行い、 合計12本の…

ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2015 ~その5・完~

5回にわたってミューズの方舟自作スピーカーコンテストの様子を伝えてきましたが、今回でいよいよ最終回です。 ラストは、私の作品「83Diamond」についての紹介です。 まずは、百聞は一見にしかずということで、 ぜひ動画をご覧ください! ミューズの方舟 自…

ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2015 ~その4~

コンテスト作品の紹介も、残るは二台となりました。 どちらもアイディアに満ちた作品で、最後まで目が離せません! まずは、谷本さんの「スケルトンBSP-2015」 観葉植物が描かれたバッフルは、透明な本体と相まってGOODですね。 オーディオマニアとしては、…

ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2015 ~その3~

既に4台のコンテスト発表作を紹介してきました。 5番手の発表は私でしたが、それは後述することにしましょう。 (まあ、すでに当ブログでだいぶ公開していますしね) 今日は、2作品を紹介したいと思います。 こちらは、田中さんの「ラミ参号」 昨年のラミ弐…

ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2015 ~その2~

前回から書いているスピーカーコンテスト作品の紹介は、まだまだ始まったばかりです。 今回は、対照的な2作品を紹介しようと思います。 一つめは、後藤さんの「普通のDB-Ⅲ」 今回でver.3となった(?)作品は、非常にオーソドックスなもの。 フレームが黒…

ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2015 ~その1~

さて、今年もやってきました年末恒例行事。ミューズの方舟自作スピーカーコンテストの様子をお伝えします! 会場は、東京品川(大井町)の品川区立中小企業センター。 150名は入るであろう、その広い部屋でコンテストは行われました。 パワーアンプには、ア…

 祝 音質賞&総合賞!

先日のミューズの方舟のコンテスト2015は、沢山の来場者に恵まれました。 皆さま、お忙しいなか足を運んでくださり、ありがとうございました! さて、「83Diamond」の気になる結果は・・・ 音質賞&総合賞のダブル受賞となりました!! 細かく見ていくと、こ…

ミューズの方舟 出品作「83Diamond」の紹介 (3)

いよいよ、コンテストが明日に近づいてきました! 会場は東京品川(最寄は下神町駅)で、入場フリーなので、お気軽にいらしてください! <詳細はこちら(ミューズの方舟 公式ブログ)> ----------------------------------------------------- 今日は、ラ…

ミューズの方舟 出品作「83Diamond」の紹介(2)

ミューズの方舟のスピーカーコンテストは、いよいよ来週。 出品に向けて、最終の音質チューニングは続きます! さて、前回は「45°カット」について説明しましたが、 83Diamondには、まだまだ技術が投入されています。 その一つが、「ハイブリッド・レゾナン…

ミューズの方舟 出品作「83Diamond」の紹介(1)

11/29のミューズの方舟コンテストの出品作「83Diamond」が完成しました! まずは、その姿を見ていきましょう。 丸のこを用いて作製した本体は、特徴的なデザインにつながりました。 さて、この「83Diamond」という命名は、 FOSTEXの8cmフルレンジ「FE83En」…

feastrex試聴室へ行ってきました

今日は、山梨にあるfeastrex(フィーストレックス)の試聴室に行ってきました。 最寄の穴山駅は、山梨甲府から電車で長野松本方面に向かって数駅のところにあります。 (特急の止まる韮崎駅も、大通りを通って試聴室へアクセスでき、関東から向かうときはオ…

ステレオ誌コンテスト応募作、全容公開!(2/2)

「S-049」の第二弾です。 まずは、再生音を動画でお楽しみください! SONYのPCMレコーダー「PCM-D50」での録音(Youtube動画ではMP3 320kbps)ですが、S-052のワイドレンジかつ低歪な音が確認できるかと思います。 特に、ウッドベースの明確な音階は聴きどこ…

ステレオ誌コンテスト応募作、全容公開!(1/2)

ステレオ誌のコンテストの結果も、先日には分かってきていまして、 カノン5Dは見事「落選」してしまいました(笑) 反省するところは多々ありますが、 まずは、今まで余り話してこなかった応募作「S-049 ツイン・ウィング」について紹介したいと思います。 …

音展2015(オーディオ・ホームシアター展 2015) スピーカーレビュー (後編)

音展のようなオーディオショウでは、馴染のない製品も聴くことができる機会だといえます。 レビュー後編となる今回は、 私自身、初めて聴いたスピーカーを取り上げてみようと思います。 <DIASOL>(2F C) 三菱電機「DIATONE」の流れをくむハイエンド…

音展2015(オーディオ・ホームシアター展 2015) スピーカーレビュー 前編

昨日、「音展2015(オーディオ・ホームシアター展 2015)」に行ってきましたのでレビューをしようと思います。 もちろん、カノン5D視点のスピーカーが中心の(変態的ではない?)レビューです! まずは、必聴の3ブランドから。 <ファルコン株式会社(FalconLa…

Fostex FE83En との戦い (ミューズの方舟 コンテスト2015)

いよいよ、秋の自作スピーカーイベントのトリともいえる「ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト2015」が近づいてきました! 公式ブログ コンテストで使用するユニットは、FOSTEXの「FE83En」です。 長岡先生時代からある、FOSTEXを代表する8cmユニットだ…

Right-EAR製ユニットのサウンド [動画]

先日紹介したS-050の動画を作成しました。 S-050は、Right-EAR製のスピーカーユニット「c0607」を使用したスピーカーシステ­ムです。 独自の駆動方式をもつ平面振動板ユニットは、分割振動が極めて少ないことから低歪かつ­情報量豊かな再生音が特徴です。 動…

 共鳴管の折り曲げ(音響距離)(結果・考察編)

今回は、前回説明した音響管の「音響距離」を実験結果から考察してみます。 「音響距離」とは、音響管の共鳴動作から逆算した距離のことで、 構造上の距離でなく、音波にとっての距離という意味です。 実験としては、下記の二つ。 ユニットは、FOSTEXのP1000…

 共鳴管の折り曲げ(音響距離)(解説編)

大分、時間が空いてしまいましたが、「S-048」の続きです。 前回、U字型と直管の共鳴管を比較したときに、想定とは違った共鳴周波数となりました。 当初想定していたのは、最短距離の120 cmに相当する70Hz。つまるところ、直管と同様の周波数です。 しかし…

スピーカー再生技術研究会(27日)に発表する作品の紹介

ヤマハが凄いスピーカーを出しましたが、 こちらも負けてはいられません。 新作「S-052 ツイン・ウィング」です。 ステレオ誌のコンテスト応募作なので、詳細は伏せますが、 27日の「スピーカー再生技術研究会」で鳴らそうと思います! (21日の「スピーカー…

スピーカー再生技術研究会(21日)に発表する作品の紹介 2

21日のスピーカー再生技術研究会OFF会では、なんと2台のスピーカーを発表します♪ 一つは、先日お知らせした「S-050」。 そしてもう一つは、今日紹介する「S-051」です。 DigiFi誌 Vol.19(15年8月号)の付録、8cmフルレンジユニットを使った作品です。 カノン5…

スピーカー再生技術研究会(21日)に発表する作品の紹介

今日は、明後日の再生技術研究会OFF会で発表予定の、新作「S-050」の紹介をしようと思います。 S-050は、搭載するユニットに注目です。 先日紹介したRight-EAR製「C0607」を搭載し、平面ユニットならではの低歪な再生音を実現しています。 このユニットの構…

 共鳴管の折り曲げ(U字)(結果・考察編)

音響管を使ったスピーカーとして、二つの作例を比較してみます。 それぞれ、ユニット(FOSTEX P1000K)の振動板面積に対して、 200%と400%の断面積をもつ音響管をS-048で用意しました。 それらを「U字型」に折り曲げたときの、 変化を見てみましょう。 ま…

 共鳴管の折り曲げ(U字)(解説編)

実験箱S-048では、共鳴管型スピーカーの原理を探るための実験をしています。 前回は、共鳴管の太さについて検討しました。 さて、今回は共鳴管の「折り曲げ」について考えてみます。 共鳴管やバックロードホーン型スピーカーの場合、 長さが2m以上の音響管を…

秋の自作スピーカーイベント

今秋の自作スピーカーイベントのお知らせです! 「スピーカー再生技術研究会 オフ会」 日時:2015年9月21日(月・祝) 9時~(予定) 2015年9月27日(日) 9時~?(予定) 場所:中野ゼロ「視聴覚室」 (JR/東西線 中野駅から徒歩10分以内) 今年は、2日間の開…

 共鳴管の太さ(結果考察編)

前回の続きで、共鳴管の「太さ」についての実験結果を解説していきます。 今回の実験は、こんな感じでしたね。 FOSTEXの10cmフルレンジ「P1000K」を使用して、 様々な太さの共鳴管(長さは1.2m)での挙動を確認してみました。 まずは、聴感の特性です。 「72…

 共鳴管の太さ(解説編)

さて、S-048の実験第一弾は「共鳴管の太さ」です。 本当は、興味のあるバックロードホーンから入りたいのですが、まずは基本をおさえる意味から、シンプルな共鳴管からスタートしましょう。 共鳴管の設計は非常にシンプルです。 「太さ」と「長さ」。それだ…

 高校野球 と 宇宙戦艦ヤマト と スピーカー

夏の高校野球も終わった今日ですが、 高校野球を見るとたまに思うのが、「暑くないのかなぁ・・・」ということです。 そりゃ、連日30℃を超える日のグラウンドの上となれば、 相当な熱波に見舞われること間違いないでしょう。 しかし選手達は、そんな暑さを超…

 スピーカー製作のアフターストーリー

製作した自作スピーカーを譲ったり、設計のお手伝いをしたり・・・という機会があったので日記に書き留めておきます。 ~S-044について~ 2015年ミューズの方舟コンテストの試作のなかで生まれたS-044は、ユニット交換やエンクロージュアの検討を経て、だい…

ホームページ リニュアル完了!

お盆休みの目標としていた、ホームページのリニュアルが完了しました! 「カノン5Dの資料室」 5年以上前に立ち上げた「カノン5Dの資料室」は、 「メモ帳」による手書きのhtml形式だったため、デザイン面での制約も多くありました。 今回、ホームページビルダ…