2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧
引き続き、共鳴管型スピーカーの断面積テスト。 ver2.x(断面積150cm^2、管長 約2.5m)の共鳴管と、 TangBand W4-927SAの組み合わせです。 ver2.0(ユニットは閉管端より35cm) + W4-927SA [軸上1m] [開管部] [ユニット近接] ver2.1(ユニットは閉管端) + W…
前回から引き続き、共鳴管スピーカーの断面積を変化させての試聴です。 ver2.x(断面積150cm^2、管長 約2.5m)の共鳴管と、 ALPINE DLS-108Xの組み合わせです。 (管断面積は振動板の約3倍) ver2.0(ユニットは閉管端より35cm) + DLS-108X [軸上1m] [開管…
8月21日の日記に書いた試作6号機「ver1.01」は、 断面積が255cm^2と、振動板面積の約5倍であり非常に大きいものでした。 一方で、著名な先生方は、 長岡鉄男氏「振動板の1.5~3.0倍」 小澤隆久氏「振動板の1~2.5倍」 としています。 「共鳴管の断面積が大き…
前回の日記の続きで、 五倍振動の腹を狙ったver1.2 と、 七倍振動の腹を狙ったver1.3 の周波数特性測定です。 まず、ver1.2から。計算上は175Hzが減るはず。 [試作6号機ver1.2×DLS-108X] 軸上1m ユニット近接 開口部 [試作6号機ver1.2×W4-927SA] 軸上1m ユニ…
前回の日記で作製した試作6号機(共鳴管実験箱)は、理論どおりの閉管特性となりました。 <断面積255cm^2(振動板の約5倍)、管の長さ 2.4m> <↑TangBand W4-927SA、開口端での周波数特性> とりあえず、「ver1.01」では、全ての倍音が励起できる共鳴管の…
試作6号機ver1.01は、 断面積255cm^2(振動板の約5倍)、管の長さ 2.4m の共鳴管の端にユニットを取り付けた構造です。 共鳴管の端(下図の赤矢印)にユニットを取り付けると、 全ての共鳴音が励起されるはずです。 本体の高さが140cmあるので、 その上端に…
さて、試作6号機は初の共鳴管挑戦ということなので、 アタリを探る「実験箱」とします。 基本的な形状は、こんな感じ。 <クリックで拡大> 断面積:255cm^2 (15cm×15cm)(振動板面積の約5倍) 管の長さ:2.4m 固定されているのは、「コ」の字型の部分だけな…
「試作6号機は共鳴管にするぞぉ!」と意気込んだものの、 今まで共鳴管型スピーカーに興味が無かったので、 まずは下調べから… 今までバックロードホーンをやってきた身からすると、 共鳴管は、まるで「ドリフト走行」です。 バックロードホーンは、インピー…
これは、aboさんのリベンジマッチである。 前回、abo-xの測定結果では、90Hz付近から急降下という特性でした。 それに対し、「さらに低音が出る8号機が完成したので、ぜひ試聴してほしい」というaboさん。 私にとっても、自分以外が設計・作製したスピーカ…
試作5号機の試聴です。 前作の試作4号機と比べ、ホーン鳴きが少なくなっています。 4号機は制御不能とも思える強烈な中低音ピークに悩まされましたが、今回は大分改善されました。 これは、ホーン開口を後ろにした為だと思います。 低音の伸びも素晴らしく、…
試作4号機の改善点を盛り込んだ、試作5号機です。 3号機→4号機とは異なり、 今回はマイナーチェンジ的な違いです。 基本的な差異は、ホーンの広がりを絞った事。 (クリックで拡大) ホーン広がり率を0.93から0.85へ減らしました。 これで、低音の伸びがグン…
試聴結果が良いと、測定への期待も高まってきます。 早速本題に。 ALPINE製のDLS-108Xを使った試作4号機の測定です。 まずは、壁から40cm程離した位置に設置。 ←クリックすると拡大します。 80Hzのピークを境に、30Hz前後までダラ下がり特性です。 しかし、1…
abo-xの話が入ってしまいましたが、8/4の日記の続きです。 作製編でデザインに対する反響が思ったより大きかったので、追加写真を撮りました。 左から、S-1EX、試作4号機、試作2号機です。 なんかバッフル面積が同じような違うような・・・ ちょっと横から見…
前回は、ALPINEのDLS-108Xを搭載したabo-xの試聴記でしたが、今回はその周波数特性を測ってみました。 使用したユニットはALPINEのDLS-108X。 f0:120Hz、Qts:0.8、mo:5.2g の同軸2wayで、今回はウーハー部だけをフルレンジで鳴らしています。 スピーカーは壁…
それは一通のメールから始まったのです。 aboさんという方から、「新しいエンクロージュアが完成した」との連絡があり、私も便乗して作ってみることにしました。 aboさんは、PCのオーバークロックの世界では非常に有名な方で、 その凄さはサイトのアクセス件…
試作3号機から時間があいてしまいましたが、4号機を作りました。 今までの「鳴門型」とは異なり、高さ方向に大きい形です。 ポイントは、 ・最低限の折り曲げ回数 ・極限までexp曲線に近づけた形状 ・VW型ホーンとし、スロートは正方形に近く気流抵抗を抑え…