先日、KEFショールームで行われたサブウーハー試聴会に行ってきました。
KEFは、2発対向型の約20〜90万円の高級サブウーハーをラインナップしています。
このイベントでは、同社のブックシェルフ型スピーカーLS50Metaにサブウーハーを組み合わせ、さらにその使いこなしを試聴することができました。
サブウーハーを加えることによる効果は、単なる低音域の伸長だけでなく、音場の拡大や、音像の濃さの向上に役立ちます。
このイベントでは、良好なサブウーハー設置場所を見つける「クロール法(サブウーハークロール)」とうう方法や、
定在波をキャンセルできるという、サブウーハーの複数使い(部屋の離れた場所にそれぞれのサブウーハーを設置する)を体験することができました。
スピーカーの小型化と高精度が進む現代オーディオでは、超低音域の拡充が、1000万円クラスのハイエンドと、100万円未満の本格普及クラスを分ける差の一つになっています。
サブウーハーの追加は、数倍もの価格帯の製品にも匹敵するスケール感や情報量の表現にとても効果的だと考えています。
また、20〜30cm口径のウーハーを搭載しながらも、低域伸長より能率を優先された、1990年以前の普及クラススピーカーも、サブウーハーの追加で大きく表現力が拡大します。
現代のサブベース帯域を含む楽曲は、サブウーハーの効果が大きく感じられ、スピーカーを買い換えずとも現代的な魅力のあるサウンドに生まれ変わらせることができるのです。
今回試聴したKEFの製品を含め、近年のサブウーハーは音の精度が一段と高まった印象があります。
サブウーハーの正しい使いこなし法は、以前に公開したものもありますが、改めて執筆しても良いかなと思っています。
参考